オリックス宇田川優希投手(27)が育成選手として再出発を切った。8日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、900万…
オリックス宇田川優希投手(27)が育成選手として再出発を切った。8日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、900万円減の年俸2800万円でサイン。育成契約を結び、背番号は「121」に決まった。
「1軍の試合をたまに見ていましたけど、正直、自分が投げられないですし、野球もできなかったので、野球を見るのがちょっとつらかった時期もあった。今年しんどかった分、来年活躍できたらいいのかなと思っています」
今季は3月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、リハビリに励んだ。吉田ら同手術を受けた投手陣と切磋琢磨(せっさたくま)。順調にステップを踏み、近日中にブルペン入りも予定している。「そんなに良い感覚ではないのに良い球がいっている。これで違和感が消えてきた時にもっと腕が振れたら、前より良い球いくのかな」。4月ごろの実戦復帰を目指す。
育成ドラフト3位から23年WBC優勝メンバーまではい上がった剛腕。ドジャース山本や山崎、小木田の98年組で「ご飯行こうという話はあります。また同級生で活躍したい」と刺激にもなっている。「今、育成(選手)が多くいる中で、しっかりやっていかないといけないと。(支配下を経験しているからと)余裕があるとかは僕の中ではない。また実力で(支配下に)上がりたい」。パワーアップして1軍マウンドに帰る。(金額は推定)【村松万里子】