パナソニックホールディングス(HD)は8日、パナソニック野球部を2026年のシーズン終了をもって休部すると発表した。日本…

パナソニックホールディングス(HD)は8日、パナソニック野球部を2026年のシーズン終了をもって休部すると発表した。日本選手権が最後の大会となる。

同HDは今年に入って構造改革として、国内外で約1万人の人員削減を発表。休部理由については「近年は都市対抗野球・社会人野球日本選手権の本大会出場を逃すなど結果を出せておらず、2025年2月に発表したグループ経営改革の一環として、2026年の社会人野球日本選手権を最後の大会とし、休部することを決定しました」と説明した。

パナソニック野球部は松下電器産業(当時)初の会社公認チームで、1950年(昭25)に軟式野球部として創部された。52年から硬式野球部となり、都市対抗野球では57度出場し、60年に準優勝。日本選手権では43度出場し、00、05年と2度の優勝を誇る。今年は都市対抗本戦では1回戦で敗れ、日本選手権では近畿地区最終予選で敗退していた。

多くのプロ野球選手も輩出。通算1065盗塁で「世界の盗塁王」と呼ばれる元阪急の福本豊氏や元阪急の山口高志氏、日本ハムやレンジャーズなどでプレーした建山義紀氏らがいる。