◆第61回中日新聞杯・G3(12月13日、中京競馬場・芝2000メートル) 24年の京都新聞杯を制したジューンテイク(牡…

◆第61回中日新聞杯・G3(12月13日、中京競馬場・芝2000メートル)

 24年の京都新聞杯を制したジューンテイク(牡4歳、栗東・武英智厩舎、父キズナ)は同年の神戸新聞杯(中京)で、今年の宝塚記念勝ち馬メイショウタバルの半馬身差2着と好走したが、以後4戦はハンデやスタートの影響もあり、大きな着順が続いている。「馬自体はいいんですが、最近は競馬がちぐはぐ。純粋にゲートが出せていない」と武英調教師は説明する。

 今回は確かな上積みが見込める。11月29日は栗東・CWコースを軽快に駆け抜け、6ハロン80秒0―11秒8(7ハロン96秒5)をマーク。課題のゲートも練習し、6日の坂路ではこの日最速の時計を計時したソルトクィーン(4歳オープン)に1馬身半先行し、50秒8―12秒5。1馬身先着されたが、いずれも余裕を感じさせる走りで好調ぶりを示した。トレーナーは「体も若々しいし、動きもいい。神戸新聞杯よりも状態はいいですよ」と手応えを深めた。

 ターフに映える美しい黒鹿毛を持つ同馬。中京は【2100】と連対率100%だ。「中京競馬場は得意にしてますし、なんとかスタートを」と同調教師。本来の力を発揮し、もう一度飛躍する。