「スペイン1部リーグ、レアル・マドリード0-2セルタ」(7日、マドリード) サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリ…

 「スペイン1部リーグ、レアル・マドリード0-2セルタ」(7日、マドリード)

 サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリードが7日のリーグ、セルタ戦で敗れたことでチーム崩壊の危機がささやかれている。10日の欧州チャンピオンズリーグ、マンチェスター・シティ戦の結果次第ではシャビ・アロンソ監督のチーム指揮継続を疑問視する声も出始めるとの見方がある。

 スペインのラジオ局カデナ・セールでは「選手たちとシャビ・アロンソ監督の“フィーリング”は最高のものではない」と分析。別のラジオ局カデナ・コーぺでも「今日マドリードに起こったことは審判とは関係ないもの。(完成度の高い試合をした)ビルバオから今日のホームでチームがこれだけ変わるのはなぜなのか」と好不調の波が大きすぎるのは不可解だとした。

 元スペイン代表GKで解説者のサンティアゴ・カニサレス氏はシャビ・アロンソ監督の統率力に疑問を投げかけ「彼が命令する存在なのは間違いない。しかし命令をするのと選手を納得させられるのかは別の問題。私にとって監督が持ち得る最高の能力は、選手たちが成功へ辿り着くための十分は材料を与えること。現時点でシャビはそれを成し遂げていない」としている。

 くしくもセルタ戦の64分に2枚目のイエローカードを受け退場処分になりピッチを去るDFフラン・ガルシアに対し指揮官が吐き捨てるように叱責する場面が見られた。その後ロスタイムに入ってからDFカレーラスが審判に対する暴言で、ベンチにいたブラジル代表FWエンドリッキも連続してレッドカード処分。前半にはブラジル代表DFミリトンが負傷交代しており長期離脱も考えられる状況で、チームは先の見えないトンネルに入り込んでしまった感がある。