陸上男子長距離で五輪3大会連続出場の大迫傑(34=リーニン)が、マラソンの日本新記録を樹立した。7日、スペインのバレンシ…
陸上男子長距離で五輪3大会連続出場の大迫傑(34=リーニン)が、マラソンの日本新記録を樹立した。
7日、スペインのバレンシアマラソンに臨み、2時間4分55秒で4位。21年鈴木健吾の従来の日本記録を1秒更新した。同種目の日本記録更新は、18年の2時間5分50秒、20年の2時間5分29秒に続いて自身3度目。大迫は3000メートル、5000メートルでも日本記録を保持しており、これで3種目めのレコードとなった。
特筆すべきは安定したペース維持。公式リザルトで明示された5キロごとのタイムによれば、全ての区間を14分台で走破し「1キロあたり3分以内(正確には2分57秒62)」のペースで刻んでいた。さらに前後半のタイムを比較すると、前半が1時間2分41秒だったのに対し、後半では1時間2分14秒をマーク。ややペースを上げ、日本記録を1秒更新した。
これにはX(旧ツイッター)でも「普通にバケモン」「中盤以降も1キロ3分未満のペースは凄い」「5キロ15分台に落ちることがもはや許されない領域にあるんだな」などの反応が上がっている。