パナソニック ホールディングス株式会社は8日、パナソニックスポーツ株式会社に運営委託しているパナソニック野球部について…
パナソニック ホールディングス株式会社は8日、パナソニックスポーツ株式会社に運営委託しているパナソニック野球部について、2026年シーズンの終了をもって休部することを決定したと発表した。
パナソニック野球部は、1950年(昭和25年)に松下電器産業(当時)初の会社公認チームとして創部。チームの活躍を通じて企業イメージの向上や従業員の一体感醸成・活性化をはかるため、常にトップレベルの競技力を目指して活動を行ってきた。また、スポーツを通じた地域社会貢献活動の一環として、全国各地での野球教室の開催なども継続的に行ってきた。
同社は休部の経緯について、「特に近年は都市対抗野球・社会人野球日本選手権の本大会出場を逃すなど結果を出せておらず、2025月2月に発表したグループ経営改革の一環として、2026年の社会人野球日本選手権を最後の大会とし、休部することを決定しました」と説明。今年は2年ぶりに都市対抗出場を果たしていたが、初戦敗退。24年は都市対抗と日本選手権の2大会出場をともに逃すなど、低迷も一因となった。
同社は「これまで多くのご声援ならびにご支援、ご協力をいただいた皆さまには心から感謝します。2026年の最終シーズンはお世話になった皆さまへの恩返しの気持ちも込めて、全力を尽くして戦い抜き地域活動にも精力的に取り組んでいきます」とした。
▽主な戦績は以下
都市対抗野球大会…出場57回、準優勝1回(1960年)
社会人野球日本選手権大会…出場43回、優勝2回(2000年、2005年)、準優勝2回(1979年、1999年)