DeNAの藤浪晋太郎投手(31)が8日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、7月時点の年俸5000万円から3000…

DeNAの藤浪晋太郎投手(31)が8日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、7月時点の年俸5000万円から3000万円アップの年俸8000万円でサインした。会見では、DeNAの施設や設備の良さを度々口にする場面があった。

シーズン中は、渡米後に身につけた「ファーストストライク率」などストライク率を重視する考え方をチーム内でも共有。「アナリストやピッチングコーチの方々の話でも『やはりそこは大事』っていう話をいただいた。学んできたことをこちらでも生かせたのは良かった」と、球団の方針と自身の考えが合致していたことを明かした。

さらに海を渡った右腕の中でも「施設は世界でも指折り」と語るほど、設備が整っていると熱弁。DeNAのファーム施設には投手の投球動作の詳細を分析するモーションキャプチャー、フォースプレートという地面からの反発を図る機器などがある。モーションキャプチャーは通常、さまざまな計測物をつけて計測となるが、DeNAは「ユニホームの状態で計測できる。今までやったことなかったです」と最新技術に感動したという。さらにアメリカではキャンプ地に置いてあることが多く、ホームの一部施設、マイナー施設にあるということはなかったため「キャンプ地で測れるぐらいの感じだったが、それがシーズンを通して測れるっていうのは今までなかった」と改めて感謝した。

オフシーズンは球団施設DOCKを中心に自主トレ予定で、来年2月1日キャンプから先発ローテーションを狙う1人として競争していくつもり。「現状でもブルペンに入っている。キャンプ途中でブルペンに入ってっていう立場でもないと思っていますし、しっかり仕上げていきます」と力を込めた。(金額は推定)