東京ヴェルディ城福浩監督(64)が8日、クラブハウスで今季の総括会見に臨み、来季について「ノーコメント」とした。J2時代…
東京ヴェルディ城福浩監督(64)が8日、クラブハウスで今季の総括会見に臨み、来季について「ノーコメント」とした。J2時代の22年6月から指揮を執り、4シーズン目を終えて去就について語った。
「ノーコメントです。必要としてもらえるところでやるっていうのが、選手もスタッフも、みんなそれを望んでいますし、自分もこのクラブへの思い入れがあるので、そういう確認がお互いにし合えるような幸せな瞬間があるのであれば、もちろんそういうことにもなると思うし、需要と供給の世界でもありますし」とコメント。現時点では今後について白紙とした。
J1復帰1年目となった24年は最下位候補と目されながら6位と大躍進。しかし今季はFW山見大登、山田剛綺ら主力が負傷で長期離脱。加えて夏にDF千田海人、綱島悠斗、翁長聖、FW木村勇大の主力選手が移籍したこともあり、大幅な戦力ダウンを余儀なくされた。補強もJ2クラブからが大半とあって、穴埋めには及ばなかった。
それでもDF谷口栄斗、GKマテウスらを軸としたチーム一体となった組織的ディフェンスで、リーグ2位の無失点試合17を数えた。リーグ戦全38試合で総得点は最下位の23という厳しい状況ながら3試合を残してJ1残留を果たした。城福監督の指導手腕は高く評価された一方で、チームは最後の3試合を1分け2敗。結果を出せず17位で終了したこともあり、去就が注目されている。