<スペインリーグ:Rマドリード0-2セルタ>◇7日◇第15節◇サンティアゴ・ベルナベウレアル・マドリードのシャビ・アロン…
<スペインリーグ:Rマドリード0-2セルタ>◇7日◇第15節◇サンティアゴ・ベルナベウ
レアル・マドリードのシャビ・アロンソ監督(44)が今季のホーム初黒星となったセルタ戦後、「判定は気に入らなかった」と苦言を呈した。
レアル・マドリードは7日に行われたスペインリーグ第15節でセルタと対戦した。公式戦7試合ぶりにホームに戻り、立ち上がりからボールをキープするも、攻撃がうまく機能しなかった。さらにミリトンが負傷し、フラン・ガルシアとカレーラスが退場処分となり、最後までセルタの堅固な5バックを崩せずに0-2で敗れた。散々な内容で今季開幕から維持していたホームの公式戦連勝記録が8でストップし、首位バルセロナとの勝ち点差が4に開いた。
試合後、シャビ・アロンソ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙が伝えている。直近の公式戦7試合でわずか2勝しかできていないという状況について、「我々は皆、憤慨している。望んでいた試合内容でも結果でもなかった。ミリトンのけがが痛手となり、精神面の回復に苦労し、いくつか調整を行った。できるだけ早く気持ちを切り替えなければいけない。リーグ戦は先が長い。マンチェスター・シティーとの欧州CLでしっかりリアクションし、後味の悪さを払拭する必要がある」と悪い流れを変える重要性を訴えた。
監督の座をかけてマンチェスター・シティー戦に臨むことになるかという質問に対しては、「我々は好順位につけている欧州CLで勝ち点3を懸けて戦っている。それが我々のかけているものだ。より良いプレーができるということを示したい」と答えたにとどまった。
また、シャビ・アロンソ監督はチームが少しいら立ちを見せていた理由について、「主審の判定で冷静さを失った。退場者やセルタに対して非常に寛容だったことなど、采配には納得できなかった。アルバロ(カレーラス)のカードは大いに議論の余地がある。まるで意図的だった。気に入らなかったし、それで少しコントロールを失ってしまった。判定は気に入らなかった」と不満を述べた。
Rマドリードはチーム状態が悪い中、10日にホームで行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)・1次リーグ第6節で強豪マンチェスター・シティーと対戦する。(高橋智行通信員)