【オーランド(米フロリダ州)7日(日本時間8日)=四竈衛】米球界のオフシーズン最大のイベント、ウインターミーティング(以…

【オーランド(米フロリダ州)7日(日本時間8日)=四竈衛】米球界のオフシーズン最大のイベント、ウインターミーティング(以下WM)が、8日(同9日)から同地で開幕する。各球団の首脳陣、監督らをはじめ、代理人、報道陣、野球関連会社、就職活動組などが一堂に会するコンベンションでは、FA、トレード市場が一気に活発化。複数球団が強い興味を示している西武今井達也投手(27)、巨人岡本和真内野手(29)、ヤクルト村上宗隆内野手(25)ら日本人選手の動向にも注目が集まる。

今イベント中、大物のFA選手が動き次第、日本人選手の交渉もより具体化する見込みだ。先発投手ランクで上位に挙げられる今井の場合、球団の絞り込みが進めば早期決着の可能性も少なくない。その一方で、岡本、村上の場合、ブレグマン(レッドソックスFA)、アロンゾ(メッツFA)、スアレス(マリナーズFA)ら強打の内野陣の着地点をにらみながら折衝しているものとみられ、WM後にも、直接交渉、施設見学など本格的な折衝に進む流れとなりそうだ。

22年WMの期間中には、ジャッジ(ヤンキース)をはじめ、デグロム(レンジャーズ)、バーランダー(当時メッツ)、吉田正尚(レッドソックス)の契約が続々と決まるなど、1つのピースが決まると、一気にダイナミックな動きに発展するのが、米国のストーブリーグ。会場内だけでなく、SNS上でも多様な情報が飛び交いそうだ。