◆第77回阪神ジュベナイルフィリーズ・G1(12月14日、阪神競馬場・芝1600メートル) ミツカネベネラ(牝2歳、美浦…
◆第77回阪神ジュベナイルフィリーズ・G1(12月14日、阪神競馬場・芝1600メートル)
ミツカネベネラ(牝2歳、美浦・鈴木伸尋厩舎、父モーリス)は前走のアルテミスSで、4番手から上がり3位タイとなる34秒0の脚を使い2着。新馬戦でもラスト3ハロンが11秒9―11秒9―11秒9というタフな流れの中で、4番手から上がり3位の脚を使った。
一瞬のキレというタイプではないが、追えば追うだけ伸びる脚が印象的でいかにも阪神外回りのマイルが合っていそう。津村明秀騎手も「長くいい脚を使えるのでそれを生かしたい」と言葉に力を込める。
開業28年目の鈴木伸厩舎だが、G1は未勝利で、3着以内は03年オークスのチューニーの2着と、10年ヴィクトリアMのニシノブルームーンによる3着の2回。元所属の津村騎手とのコンビでタイトルをもぎ取れば、これ以上ない結果だろう。混戦模様の今回なら、十分にチャンスはある。(角田 晨)