米野球殿堂は7日(日本時間8日)、選考委員会が選出する現代期(1980年以降)の野球殿堂入り選手を発表し、ジャイアンツな…

米野球殿堂は7日(日本時間8日)、選考委員会が選出する現代期(1980年以降)の野球殿堂入り選手を発表し、ジャイアンツなどで活躍した元内野手ジェフ・ケント氏(57)が選出された。16人による投票で14の票を得た。

ケント氏は1992年にブルージェイズでデビューし、メッツ、ドジャース、アストロズ、インディアンスでもプレー。ジャイアンツには最も長く6年所属し、同球団に所属していた00年にMVPに輝いた。17年間で通算2461安打、打率2割9分、377本塁打、1518打点をマークし、オールスターに4度選出。二塁手としては351本塁打を放っており、これは同ポジションの史上最多記録となっている。

選考委員会は16人で構成され、殿堂入りしたレジェンド選手と球団オーナー、球団やリーグ幹部、ベテラン野球記者らが名を連ねている。殿堂入りは同委員会の投票で決まり、75%以上の得票が条件となる。

今年の候補には禁止薬物使用のスキャンダルがあったバリー・ボンズ元外野手(ジャイアンツ)、ロジャー・クレメンス元投手(ヤンキース)の2人が含まれ、注目されていた。他にドン・マッティングリー元内野手(ヤンキース)、カルロス・デルガド元外野手(メッツ)、デール・マーフィー元外野手(ロッキーズ)、ゲーリー・シェフィールド元外野手(メッツ)、フェルナンド・バレンズエラ元投手(ドジャース)が候補入りしていた。