◆米男子プロゴルフ慈善大会 ヒーロー・ワールドチャレンジ 最終日(7日、バハマ・アルバニーGC=7449ヤード、パー72…

◆米男子プロゴルフ慈善大会 ヒーロー・ワールドチャレンジ 最終日(7日、バハマ・アルバニーGC=7449ヤード、パー72)

 松山英樹(LEXUS)が2016年大会以来、9年ぶり2度目の優勝を飾った。首位と3打差の3位から出て1イーグル、6バーディー、ボギーなしの68をマークし、通算22アンダーで並んだアレックス・ノレン(スウェーデン)とのプレーオフを1ホール目で制した。優勝賞金100万ドル(約1億5500万円)を獲得した。今大会はタイガー・ウッズがホスト役を務める20人出場のツアー外競技だが、今年1月の米ツアー開幕戦ザ・セントリー以来となる今季2勝目を飾った。

◆松山に聞く

 ―最終日に64をマークした

 「ラッキーもすごく多かったけど、一緒に回っているアレックスも途中からいいゴルフが、流れよく2人でできたので、そこが一番良かったと思う」

 ―10番で残り116ヤードから第2打を直接カップインさせてイーグルを奪った

 「優勝するためにはバーディがほしい場面で、いいティーショットが打てた。左にミスをしちゃいけないとかいろいろ考えていたら、難しいセカンドショットだったけど、アレックスが良いショットを打ってくれて、同じようなイメージで打てたので、すごく助かった」

 ―開幕戦で優勝。どんなシーズンだったか

 「本当にシーズン中はなかなか思うようにいかない時間が長かった。今週入る時もあまり状態は良くなかったけど、日本にいるコーチとやり取りしながら、自分で考える時間もあって、試合をやりながら良くなっていった感じです」

 ―プレーオフの第2打は

 「(正規の)最後の14、15、16、17、18番で1つでもバーディーパットを決め切ることができたらすごく楽だったけど、それができなかった。(プレーオフの)最後のセカンドをピンにつけるしか勝つチャンスはないかなと思っていた。本当に良いショットが打てて良かった」

 ―タイガー・ウッズの大会で9年ぶり2度目の優勝

 「タイガーは憧れの人ですし、9年前に初めてここで写真を撮ってうれしかった。この試合に出ることはそのチャンスを増やすことだと思う。去年のリビエラ(ウッズのホスト大会、ジェネシス招待で松山が優勝)は一緒に撮れなかったので、今回は一緒に撮れてすごくうれしい」

 ―今大会のベストショットは

 「プレーオフのティーショット、セカンドセカンドショットは完璧だった」

 ―フロントナインは4日間ボギーなしで回った

 「なんでか分からないけど、ボギーなしでいけた。ピンチがすごくありながらも、よくしのげたかなという感じです」

 ―来年大会の出場は

 「スケジュール次第だけど、ディフェンディングなのでぜひ来たい。まずここに出る資格が、そこまでに頑張ってないといけないので、そうなるように頑張ります」

 ―どうやってお祝いするか

 「フライトが間に合うかどうか分からないし、向こうのイミグレーションが間に合ったら少しお酒を飲みたいなと思う」

 ―9年前と比べて現在の自分は

 「9年前の方が自信満々でプレーしていたと思うけど、今日の勝ちはまた違った、プレーオフでしたし、この9年という歳月を経て、今の自分でしか出せないものもあると思うので、それは良かったと思う。9年前よりも自信はないけど、確実にステップアップしている。この優勝を自信に変えてプレーしていきたい」