爆速始動! 阪神森下翔太外野手(25)が早くも「オフ」の終了を宣言した。7日は、都内のホテルで公式ファンクラブ会員限定イ…

爆速始動! 阪神森下翔太外野手(25)が早くも「オフ」の終了を宣言した。7日は、都内のホテルで公式ファンクラブ会員限定イベント「クリスマスプレミアムパーティー2025」に出演。11月からのイベントラッシュは一区切り。ハワイ優勝旅行中もトレーニングに励み、春季キャンプも課題に没頭。来年3月のWBC、そして公式戦開幕までノンストップでぶっちぎるつもりだ。

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この数日間で何回、新幹線に乗ったことか。7日は東京でイベントを掛け持ち。夜は先輩大山とともに球団主催のクリスマスパーティーに参加した。びしっとスーツを着込んで、ハイテンションの全力投球で虎党を楽しませた。イベントや表彰式で多忙を極めていたが、これを境にスケジュール帳は空白が多くなる。残すは大幅アップが見込まれる契約更改くらいか。

「これが(イベント出演は)ラストなので、今日が終わればもう何もない。もう自分のやりたいことをやります。ずっとですよ。もうシーズンが始まるまでずっとです」。

まだ12月上旬だが、来季への本格始動を宣言した。これまでも仕事の合間に時間を捻出して、東京の練習拠点などで動いてきた。8日からはスイッチが切り替わる。体作りも技術体得も本格化させる。ハワイでの優勝旅行もあるが、バカンス気分はそこそこに、野球モードは継続。練習内容については「シークレットです」。ジムでのトレーニングが中心になりそうだ。この日、仲のいい伊原がハワイでの合同自主トレを熱望したが「一緒にはやらないっす。だって、自分は自分のためにやるだけだから。自分の練習だから」と笑って“門前払い”した。するべきことは明確に決まっている。取り組みへの本気度がうかがえた。

押しも押されもしない主力に成長した若きサムライは来春のキャンプについても言及した。「キャンプ中も自分はほぼ自主トレみたいな感覚でやるので」と、個人の技術、体力を上げることに集中する。打撃には今年も改良を加える。しかも3月上旬には出場を熱望するWBCがある。選出の可能性は十分にあり、少しも時間を無駄にできない。WBC初戦まで87日、ペナントレース開幕までは109日。長いようで、年が明ければ一瞬だ。戦うプロ野球選手の姿に戻り、年をまたいで、ノンストップで爆走する。【柏原誠】

<阪神森下シーズン終了後の主な大忙しアラカルト>

◆侍ジャパン(11月6~16日)宮崎合宿から15、16日の韓国戦2試合は3番でスタメン出場。

◆タイガースゴルフ杯(21日)兵庫県内で行われたコンペに出場。来季に向けて打撃の修正とバットの改良を明かす。

◆優勝パレード(22日)3号車に乗車。御堂筋を埋め尽くしたファンの声援に応える。

◆ファン感謝デー(23日)レジェンドチームとの野球対決で左越え二塁打。MVP獲得。

◆映画「阪神タイガース THE OFFICIAL MOVIE 2025」舞台あいさつ(24日)近本とともにファンの前に登場。FA権を持つ近本の残留に感謝。

◆優勝祝賀会(25日)ドジャース大谷のWBC出場表明を受けて改めて日本代表入りを熱望。

◆NPBアワード(26日)白のタキシードで登場し、ベストナイン初受賞

◆三井ゴールデン・グラブ賞表彰式(27日)裏地にリーグ優勝時のチームの集合写真がプリントされたVスーツで登場。

◆選手会納会(28日)新選手会長の村上から打診されて役員入りが決定。

◆ミズノブランドアンバサダーズミーティング(12月5日)グリップエンドを1ミリ大きくする新バットが完成。

◆ファンクラブイベント「クリスマスパーティー」(7日)オフのイベント終了を宣言。