ドジャースがFAとなっているキケ・ヘルナンデス内野手との再契約に関心を持っていると米情報サイト「トレード・ルーマーズ」…

 ドジャースがFAとなっているキケ・ヘルナンデス内野手との再契約に関心を持っていると米情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えた。

 キケはワールドシリーズ終了後にFAとなり、シーズン中に痛めていた左肘の手術を受けた。来季の開幕に間に合うかは微妙な情勢だが、同サイトは「ドジャースは今オフ、既にクラブハウスの人気選手である内野手のミゲル・ロハスと1年契約で再契約を結んでいる。ユーティリティーマンのキケ・ヘルナンデスも次の候補になるかもしれない。The Athleticのファビアン・アルダヤとケイティ・ウーは、双方が再契約に関心を示していると報じている」と伝えた。

 キケは昨オフに1年650万ドルでキャンプイン直前に再契約。シーズン中は左肘の故障で負傷者リスト入りしたが、ポストシーズンでは大活躍。ワールドシリーズ第6戦では左翼守備で鮮やかな併殺を完成させ、サヨナラ負けのピンチを救うなど、球団史上初の連覇に大きく貢献した。

 再契約の要因として同サイトが挙げたのはチーム事情。キケがどのポジションでも高いレベルで守れることを挙げた。今オフ、エドマンが足首の手術を受けた。さらに二塁を争うキム・ヘソン、フリーランドは経験が浅い。さらに先発が左腕の場合はマンシーに代わって右打者のキケが先発出場する可能性など、チームとしてもキケがいることでオーダーの選択肢が増える。

 同サイトは「RosterResourceによると、ドジャースの来シーズンの年俸総額は3億3700万ドルと予測されている。これは巨額ではあるが、昨シーズンの4億ドル近くからはかなり減少している。ヘルナンデスへの契約は、昨シーズンオフに彼が結んだ契約と同程度になる可能性が高い。ドジャースにはぜいたく税の支払いも考慮する必要があるが、ヘルナンデスとの契約は大きな影響は与えないだろう」としている。