◆バスケットボール◇B1リーグ第12節 レバンガ北海道100―94SR渋谷(7日・青山学院記念館) B1東地区3位のレバ…
◆バスケットボール◇B1リーグ第12節 レバンガ北海道100―94SR渋谷(7日・青山学院記念館)
B1東地区3位のレバンガ北海道がチーム史上初の9連勝を飾った。アウェーで、SR渋谷を100―94で下し、2016年のBリーグ発足以降のチームの連勝記録を更新した。今季渋谷から移籍したPFケビン・ジョーンズ主将(36)がリーダーシップを発揮。同点に追いつかれた第4クオーター(Q)には決勝シュートを決める活躍を見せ、古巣戦を連勝に導いた。
第4Q残り42秒で94―94。食い下がる渋谷を突き放す一撃を決めたのはレバンガの精神的支柱、ジョーンズだ。203センチ、110キロの巨体でインサイドから切り込み、力強いシュート。さらに、SG富永啓生(24)がフリースローで2点、さらにSFドワイト・ラモス(27)がシュートを決めて3ケタ得点で締めくくった。
「タフな週末だったが、満足だ」。昨季までは渋谷の一員だったジョーンズは、そう胸を張り「古巣と戦うことはプラスαのエネルギーになる。友人も多いし、燃えるものがあるね」と2連戦を振り返った。
前日の20点に続く27点で、2試合連続チーム最多得点を決めたのは富永。若手の躍動がチームの強みだが、トーステン・ロイブルヘッドコーチ(53)は、それを影で支えているのが、NBAキャバリアーズなどでキャリアを積んだジョーンズの存在だと見る。「彼の経験が今日の勝因の一つだ」とベテランをたたえた。
9連勝にもジョーンズは満足せず「(皆)まだポテンシャルを発揮していない。ハングリー精神を持ってできるよう自分の背中を見せていきたい」。リーグ8年目の自信を漂わせた。
(甲斐 毅彦)