＜カーリング五輪最終予選：日本7－5オーストラリア＞◇7日（日本時間8日）◇女子1次リーグ◇カナダ・ケロウナ【ケロウナ（…
＜カーリング五輪最終予選：日本7－5オーストラリア＞◇7日（日本時間8日）◇女子1次リーグ◇カナダ・ケロウナ
【ケロウナ（カナダ）＝飯岡大暉】26年ミラノ・コルティナ五輪（オリンピック）に向けたカーリング五輪最終予選の第3戦で、女子日本代表（世界ランク5位）のフォルティウスがオーストラリア（同24位）に7－5で勝ち、3連勝を挙げた。
サード小野寺佳歩（34）が腰痛のため欠場するアクシデントが発生。通常はセカンドの小谷優奈（27）がサードに回り、小林未奈（23）がセカンドに起用された。
第1エンド（E）に3点スチールに成功したが、第2Eに2点を返される。第6Eには1点スチールを許し、第9Eに5－5の同点に追いつかれた。
最終第10Eも、相手スキップが好投を披露し、難しいラストショットを要求された。しかしスキップ吉村紗也香（33）が、相手の石だけを正確にはじき出し、2点差で逃げ切った。
吉村は「しびれました。相手が本当に完璧に決めてきたので、最後はもう決めるしかなかった」と振り返った。
緊急登板の小林については「本当にいい活躍をしてくれた。すごくのびのびとやっていた。どんな時でも、しっかりとパフォーマンスを発揮できる準備をしてくれている」とたたえ、「ラインナップが変わっても、やることは変わらず戦う準備はしてきている。自信を持ってチームとしてできている」と誇った。
日本は24、25年の世界選手権では好成績を残せず、五輪出場権を獲得できていない。残る枠は2つ。9月の代表決定戦でロコ・ソラーレ、SC軽井沢クラブとの三つどもえを制したフォルティウスが、ラストチャンスに挑んでいる。
日本女子として8大会連続五輪がかかる。初日のは米国（同10位）に8－4で快勝。五輪争いの最大のライバルを初戦で撃破し、前日にはドイツ（同13位）との接戦を8－4で制していた。
次戦は7日午後7時（日本時間8日午後0時）からチェコ（15位）と対戦する。小林は「夜はポジションがどうなるかまだ決まってない」としつつ、「予選1位で通過して、絶対に（五輪）枠を取るためのいい準備ができたらいい。変わらず、いい心と体の準備を進めていきたい」と見据えた。
◆男女の26年ミラノ・コルティナ五輪への道 五輪には各10カ国が出場。開催国イタリアを含む8枠が決定しており、残り2枠を最終予選で争う。8チームで総当たりの予選を行い、上位3チームがプレーオフに進出。予選1位と2位が対決し、勝者は五輪へ。敗者は予選3位との決定戦に回り、勝てば五輪に進む。
◆女子フォルティウスの日程 ※日本時間。（）は世界ランクで日本は5位
6日午後0時 8○4米国（10位）
7日午前7時 8○6ドイツ（13位）
8日午前2時 7○5オーストラリア（24位）
8日午後0時 チェコ（15位）
9日午前7時 トルコ（12位）
10日午前2時 エストニア（14位）
10日午後0時 ノルウェー（7位）
11日午前7時 PO（1）：予選1位×2位
12日午前3時 PO（2）：（1）敗者×予選3位
