◇卓球 混合団体W杯 最終日(7日、中国・成都) 決勝が行われ、23年大会3位の日本は、アウェーで中国に1―8で敗れ、準…
◇卓球 混合団体W杯 最終日(7日、中国・成都)
決勝が行われ、23年大会3位の日本は、アウェーで中国に1―8で敗れ、準優勝となった。グループステージ5勝2敗で4強入りし、ドイツとの準決勝は8―3で勝って初の決勝に進んでいた。“王国”中国は大会3連覇を果たした。
8ゲーム先取の男女混合団体戦で、中国ファンの大声援が響くアウェーの中で向かっていった。第1試合の混合ダブルスでは、18歳の松島輝空(木下グループ)、21歳の大藤沙月(ミキハウス)組が、パリ五輪金メダルの王楚欽、孫穎莎組に0―3で屈した。
0―3の第2試合の女子シングルスでは、世界ランク6位の17歳・張本美和(木下グループ)が、21年世界選手権個人戦金メダルで同2位の王曼昱に挑んだ。5月の世界卓球個人戦、10月の中国スマッシュで2戦連続で完敗していた相手に対し、0―2の第3ゲームでは1―5から得意のバックドライブをストレートに打ち抜き、3―6から2連続得点で一時1点差に。終盤のラリーでもフォアでクロスに厳しく狙い、コースや緩急も1球ごとにつけて応戦したが、最後は相手に力で押された。
0―6の第3試合の男子シングルスでは、張本美の兄で世界ランク5位の智和(トヨタ自動車)が、同2位の林詩棟と対戦。第1ゲームから勢いよく向かっていき、11―6で先取。日本チームで初めてゲームを奪った。第2ゲームは林の力のあるラリーで反撃に遭い、5―11で取られた。後がなくなった第3ゲームは中盤から林の強打に押され、6―11で力尽きた。
2028年ロサンゼルス五輪の新種目に決まって初めての混合団体W杯の開催となり、注目を集めた。ロスまで残り3年で“王国”との差を縮めていく。