【ワシントン6日(日本時間7日)=佐藤成】26年W杯北中米大会の試合日程および会場が発表され、F組の日本の初戦・オランダ…
【ワシントン6日(日本時間7日)=佐藤成】26年W杯北中米大会の試合日程および会場が発表され、F組の日本の初戦・オランダ戦は米ダラス近郊で、来年6月14日午後3時(日本時間同15日午前5時)に決まった。第2戦チュニジア戦はメキシコ・モンテレイで同20日午後10時(同21日午後1時)、第3戦の欧州プレーオフB戦は再びダラスで同25日午後6時(同26日午前8時)。気温、移動、時差との戦いとなる3カ国共催ならではのスケジュールに日本代表の森保一監督(57)は調整力の重要性を強調した。指揮官は7日以降も開催地に残り、ダラスの会場などを視察する。
◇ ◇ ◇
組み合わせ抽選会から一夜明け、大会の全貌が姿を現した。日程詳細と会場が発表。日本は1次リーグ3試合をダラス-モンテレイ-ダラスの順で戦う。両都市の時差は1時間。米国とメキシコを往復1800キロ移動することとなった。試合開始時刻は初戦から午後3時、午後10時、午後6時。わずかな期間で、異なる時間に状態のピークを合わせる必要性が生じた。
コーチ、指揮官として3度目の大舞台となる森保監督は「それぞれの会場の条件が時差、気候、気温、標高といろんなものが違うので、チームの調整力が本当に問われる大会になる」とイメージを膨らませた。
例年通りなら、中部地域は酷暑での試合が予想される。ダラスの会場は開閉式の屋根があり、空調設備も整っている一方、モンテレイは屋外。試合に向けたトレーニングやミーティングの時間設定も重要になる。「(練習は)朝なのか夜なのか、少し気温が下がったりとかする中でやるのか考えないといけない」と臨機応変に対応する構えだ。
「全てが現実なので」と達観したように言った。チーム数が拡大し、かつてない規模の大会へ自然体で臨む。「全てポジティブ変換してやってきたので、その環境の中で受け入れて、そこでベストを尽くすということをこれまで通りやっていきたい。本当にメンタル的に覚悟をもって挑まなきゃいけない」。世界最速で予選突破し、十分な準備期間が取れた利点を生かし、最善の準備で世界一まで上りつめる。