<B1:仙台57-70名古屋>◇7日◇第12節第2日◇宮城・ゼビオアリーナB1仙台89ERSがファイティングイーグルス名…

<B1:仙台57-70名古屋>◇7日◇第12節第2日◇宮城・ゼビオアリーナ

B1仙台89ERSがファイティングイーグルス名古屋に57-70で敗れた。

第1クオーター(Q)から明暗が分かれた。前日より強度の上がった相手のディフェンスに判断ミスなどオフェンス力が低下し、5-22のロースコアで終えた。第2Qからは持ち直し、一時8点差まで詰めよるも、流れをつかみきれなかった。フィールドゴール決定率は26・5%。ダン・タシュニーヘッドコーチ(44)は「オフェンスで負けたというのが全ての結論。レイアップ、イージーシュートまで持っていっているのに決めきることができなかった」と静かに話した。

序盤に流れを奪われ沈むハーフタイムのロッカールーム。キャプテン渡辺翔太(27)は「もう負けるチームの雰囲気だった」。もう1度戦う姿勢を作るため「1回リセットして、うまくいかない時に落ち込む選手がいても、声でプレーでエナジーを送り合わないといけない」と仲間を鼓舞した。後半はオフェンス力も復調するもスタートの悪さが響いた。攻撃の要、カルバーヘのマークも固く「チームとしてもボールが回っていない時間が多かった。自分としてもコントロールしたり、突き詰めていきたいところ」(渡辺)と改善につなげていく。

2連勝ならず、勝率5割復帰も逃したが、バイウイーク(リーグ中断期間)に磨いたディフェンスが奏功し、2日連続で70得点以下に抑えた。これから約1カ月で10試合のタフなスケジュールを迎えるが、指揮官は「最後まで諦めることなく戦い続ける事ができたのは1つ収穫。痛みを伴いながら進んでいきたい」。敗戦も糧に前進していく。【高橋香奈】