スペイン・バレンシアマラソンが日本時間7日午後4時15分にスタートし、マラソン前日本記録保持者で五輪に3大会連続で出場…

 スペイン・バレンシアマラソンが日本時間7日午後4時15分にスタートし、マラソン前日本記録保持者で五輪に3大会連続で出場した大迫傑(34)=リーニン=が2時間4分55秒で4位となり、鈴木健吾が2021年にマークした日本記録(2時間4分56秒)を更新した。34歳にして進化を続けるマラソン界のカリスマに対し、ネット上では、サッカー元日本代表の大迫勇也(35)=神戸=を称賛する言葉として広く知られる「大迫、半端ないって!」の投稿が相次いだ。ケニアのジョン・コリルが世界歴代8位の2時間2分25秒で優勝した。

 大迫は14年に早大を卒業し、日清食品グループに所属。その後、ナイキ・オレゴン・プロジェクト、ナイキの所属選手として世界の舞台で活躍した。15年には5000メートルで13分8秒40の日本記録をマークし、その記録は10年たった今でも破られていない。

 ナイキとの所属契約終了後、所属は「東京陸協」とされていたが、10月19日の東京レガシーハーフマラソンから中国のスポーツメーカー「リーニン」の所属選手としてレースに出場している。

 マラソンで日本記録の更新は18年、20年に続いて3度目。まさに「半端ない」走りを見せた。