“暴走族”再び!? 走塁改革をにらむ巨人阿部慎之助監督(46)が、走者の積極性を求めた。7日、神奈川県内で行われた中大野…

“暴走族”再び!? 走塁改革をにらむ巨人阿部慎之助監督(46)が、走者の積極性を求めた。7日、神奈川県内で行われた中大野球部若手OBOGゴルフコンペに参加。「(監督初年度は)暴走族になれと言った。それぐらい言ってあげた方がいいのかな。積極的に盗む作業を」と望んだ。

「信号無視をしない暴走族をつくりたい」。掲げたのは就任1年目の24年春季キャンプだった。迎えた2季目の今季、盗塁数はセ6球団最少の53に終わった。現状打破へ、手を挙げたのは亀井善行外野守備兼走塁コーチだった。この日、中大OBとして参加したゴルフ場で「いろいろ、細かい所を伝えながらの方が大事かな」と狙いを明かした。数はもちろんだが、より重視するのは成功率。今季の57%も、6球団ワースト。「1歩目とか、打球判断ですよね。そういうところをもっと高めていかなきゃいけないチーム」と見る。

盗塁数が1位の100だった阪神は、成功率でも2位の70・9%の走塁巧者ぶりを優勝の支えとした。同コーチは「足の速くない選手でも、隙を突く走塁はやんなきゃいけない。これは意識の問題。速くない僕でもそういうことはできてたので」と指摘。「70%ぐらいに上げていかなきゃいけないし、数少ない中で失敗も多かったから、今年は。今の時代、数値化できてるわけだから、そういう数字を上げていきましょうっていう話もできるし。やっぱり練習は必要かな」と成功率アップへ動き出す。