◆明治安田J1昇格プレーオフ2025▽準決勝 徳島1―1磐田(7日、鳴門大塚) ジュビロ磐田の1年でのJ1復帰が消えた。…

◆明治安田J1昇格プレーオフ2025▽準決勝 徳島1―1磐田(7日、鳴門大塚)

 ジュビロ磐田の1年でのJ1復帰が消えた。徳島と1―1で引き分け、J2リーグ戦上位の徳島が、13日の決勝に進んだ。

 前半24分にFW佐藤凌我が先制点。だが後半はボールを支配されて防戦一方。全員が体を張って守り続けたが、後半37分、FWトニー・アンデルソンに頭で決められた。

 安間貴義監督は「シンプルなクロス1発にやられたが、選手はよくやってくれた」と奮闘したイレブンをたたえた。9月末の就任後、真剣にサッカーに向き合うことを選手に説き、練習の強度を高め、粘り強くタフなチームを作り上げた。そして5勝1分け1敗でプレーオフに滑り込んだ。「見て分かるくらいにプレーの強度が上がった。気持ちも入っていたし、団結力が強くなっていた」とMF倍井謙。だが、J1復帰という目標には、あと少しの差で届かなかった。

 スタンドにはトータルで4000人近いサポーターが集まっていた。「アウェーと思えないくらいの応援だった」とMF角昂志郎は感謝。それだけに勝ちたかった。指揮官は「この悔しさを、チームを強くするために心に刻んでほしい」と話した。