◆J2昇格プレーオフ▽準決勝 FC大阪1―0金沢(7日・Axisバードスタジアム) Jリーグ参入3季目にしてJ2初昇格を…
◆J2昇格プレーオフ▽準決勝 FC大阪1―0金沢(7日・Axisバードスタジアム)
Jリーグ参入3季目にしてJ2初昇格を目指すFC大阪が、金沢を下して決勝に駒を進めた。
試合開始直後から、選手同士の距離感近くコンパクトに戦った。CK、スローインなどセットプレーも多く奪い、優位に試合を進める。前半11分、CKの相手のクリアミスをMF武井成豪が右足でシュート。決定機だったが、これは枠外となった。
その後もサイドを起点に攻め、相手に思うようにプレーする時間を与えない守備ではウィングバックを使って大外から攻撃する相手を封じる。流れをつかんでいたが、しかし、同30分を過ぎた辺りからセンターバックの脇を突かれる形から金沢に押され始める。かつてG大阪、広島などで活躍した相手のFWパトリックにゴールまでボールが集まるシーンもつくられたが、GK山本透衣が好セーブを連発。スコアレスのまま後半に突入した。
引き分けなら上位チームが勝利相当となる中だったが、攻めることで相手を押し下げ続けた。すると後半15分、フリーキックの折り返しにFW島田拓海がダイビングヘッド。ゴールにねじ込み、先制点を獲得した。
試合はそのまま1―0で終了し、見事に勝ちきってPO決勝に進出。J2昇格に王手をかけた。試合後、藪田光教監督は「プレーオフになった瞬間から、勝利をつかむというとこを選手にも伝えて、自分にも言い聞かせて臨んだ。次勝たないと本当に意味はないと思うので、切り替えていい準備をしていきたい」と決勝戦に目線を向けた。