<B3:新潟70-68八王子>◇7日◇新発田市カルチャーセンター新潟が連勝を3に伸ばして4位から3位に浮上した。67-6…

<B3:新潟70-68八王子>◇7日◇新発田市カルチャーセンター

新潟が連勝を3に伸ばして4位から3位に浮上した。67-68の第4クオーター(Q)、残り19秒からSG長谷川智伸(35)がレイアップを決め、69-68と逆転した。

土壇場にあっても長谷川は冷静だった。1点ビハインドの残り19秒、オフェンスリバウンドを取ったPFユージン・フェルプス(35)からパスを受けると、左コーナーからドリブルを仕掛ける。ブロックに来た相手ともつれながらも、レイアップでねじ込んだ。

「1点差でも2点差でも勝ちは勝ち」とホッとしたように言う。逆転の場面、「コースが空いていたし、1点差だったので」とドライブを選択。「その前に1本でも2本でも決めていれば」と苦笑いするように、3本連続で3点シュートを外していた。このQ、6本のシュートを放って成功は1本。最後の6本目をリングに沈めて、チームを勝利に導いた。「外しても打ち切っていた。だからあそこで決められる」。鵜沢潤監督(44)は絶賛した。

今季、福井から移籍。開幕時はベンチスタートだったが、10月の品川戦から16試合連続で先発出場。PG五十嵐圭(45)とともに試合の出だしと締めくくりにコートに立つ場面が増えた。「先発だからといって、特に変わったところはない。やるべきことをやるだけ」。淡々と大仕事をするベテランが上昇ムードのチームを下支えする。