◆プロボクシング ▽WBC世界ライト級(61・2キロ以下)暫定王座決定戦12回戦 〇オシャキー・フォスター (判定) ス…
◆プロボクシング ▽WBC世界ライト級(61・2キロ以下)暫定王座決定戦12回戦 〇オシャキー・フォスター (判定) スティーブン・フルトン●(6日=日本時間7日、米国サンアントニオ)
WBC世界ライト級暫定王座決定戦はWBC世界スーパーフェザー級(58・9キロ以下)王者オシャキー・フォスター(32)がWBC世界フェザー級(57・1キロ以下)正規王者スティーブン・フルトン(31)=ともに米国=に判定勝ちした。フォスターは距離を測りながら、ジャブを駆使して試合を優位に進めた。ともに決定打を奪えず、試合は判定へ。119―109、118―110、117―112と、最大10ポイント差をつけて3―0とフォスターが圧勝した。
戦績はフォスターが24勝(12KO)3敗、フルトンが23勝(8KO)2敗。
当初、この試合はフルトンがフォスターの保持するWBC世界スーパーフェザー級王座に挑む予定だった。だが、前日計量でフルトンが規定体重を2ポンド(約900グラム)超過してしまった。こういう場合、当日計量で双方が規定体重以内なら試合を行い、フォスターが勝てば王座防衛、フルトンが勝てば王座は空位となるケースが多いが、WBCはこの試合を1階級上のWBC世界ライト級暫定王座決定戦として行う、異例の判断をした。
フルトンはWBC、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者だった2023年7月、井上尚弥(大橋)の挑戦を受け8回TKO負け。自身初の黒星を喫した。その後、主戦場をフェザー級に上げた。25年2月にはWBC世界フェザー級正規王者ブランド・フィゲロア(米国)に挑み、判定勝ち。世界2階級制覇を達成した。そして今回、世界3階級制覇を目指していた。