女子プロゴルファーの小祝さくらが7日、ゴルフ5フラッグシップストア・トレッサ横浜店でプロ転向時から着用するウェアブランド…

休養中に肌がより白くなったとか

女子プロゴルファーの小祝さくらが7日、ゴルフ5フラッグシップストア・トレッサ横浜店でプロ転向時から着用するウェアブランド「ルコックスポルティフ」のイベントに出席。ファン約70人と交流し、トークショーでは来年3月開催が見込まれる国内ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」に「出る気満々です」と強い意欲を明かした。

今季は7月「明治安田レディス」(宮城・仙台クラシックGC)でツアー通算12勝目を挙げたが、翌週の「大東建託・いい部屋ネットレディス」(福岡・ザ・クイーンズヒルGC)2日目の9ホール終了後に左手首痛のため、ツアー出場271試合目(アマチュア時代の12試合)にして初めて棄権。9月に「TFCC損傷(尺骨側手関節三角線維軟骨複合体損傷)」と診断され手術を受けることを明かし、シーズン残り試合の全休を発表して特別保障制度も適用された。

ファンとのじゃんけん大会も

全休発表後初の公の場となった小祝は「少し不安だったけど、たくさんの方が集まってくださってありがたい。うれしいです」と笑顔を見せた。9月末に手術した手首の回復も順調で「最近8番アイアンからショットを打ち始めて、フルスイングもできるようになってきた」と言う。現在は月に1度の通院、リハビリをしながらトレーニング、打撃練習を「週2回ぐらい」のペースでこなしている。

患部のギプスは術後約3週間で外れたが、「最初はもう傷口が痛すぎて。寝るのも痛くて、想像以上でトレーニングもできなかった」。家の鍵を開けたり、リュックサックを背負うことにも苦労したとか。「いまはそういう痛みもなく、病院の先生から『これをやってください』と言われたものをやっている感じです」。休養中はショッピング、プロ野球観戦やユニバーサルスタジオに出向いたりしてリフレッシュ。「買い物したけど、すぐ飽きちゃって。生きているだけでこんなにお金がかかるんだって思った」と“さくらトーク”も飛び出した。

今回の負傷で「来年はちょっとだけ休みを入れようかなって考えている」と“鉄人”の心境に変化も生まれつつある。開幕までに海外合宿も行う予定。「最近ちょっとゴルフをやりたいなと思い始めた。先生からも(開幕戦に)『出られる』と言われている。試合に向けては不安の方が大きい。まだ今は上手くショットを打てていなくて、本当に間に合うのかなという心配も強い」と揺れる思いも明かした。(編集部・石井操)