<カーリング五輪最終予選:日本7-5オランダ>◇6日(日本時間7日)◇男子1次リーグ◇カナダ・ケロウナ【ケロウナ(カナダ…

<カーリング五輪最終予選:日本7-5オランダ>◇6日(日本時間7日)◇男子1次リーグ◇カナダ・ケロウナ

【ケロウナ(カナダ)=飯岡大暉】26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)に向けたカーリング五輪最終予選で、日本代表SC軽井沢クラブが初勝利を挙げた。

オランダを7-5で撃破し、1勝1敗となった。

前半を3-2とリードしたが、後半は互いに点を奪い合う展開。第6エンド(E)に1点をスチールし、第7Eに2点を奪われる。第8Eにフォース柳沢李空(24)がラストショットを決めて2点を追加した。

第10Eは相手スキップが2投目でダブルテイクアウトを決め、難しい状況を作られた。しかしラストショットで柳沢が相手の石をはじき出し1点をキープ。2点差で逃げ切った。

7大会連続五輪出場中の女子に対し、男子は自国開催の98年長野、18年平昌の2回のみ。今大会を勝ち抜き、2大会ぶり3度目の五輪を目指す。初戦は米国に2-5で敗れたものの、2戦目で白星をつかんだ。

柳沢は「あんまり認めたくないが、負けて崖っぷちになったことで、今の試合(オランダ戦)は高い集中力だった気がしている。やっぱり僕たち崖っぷちに強い」と誇った。

ライバルと予想される米国と中国が直接対決を行い、中国が勝利。中国とフィリピンが2勝で並び、日本、中国、米国、ニュージーランドが1勝1敗で追いかける。柳沢は「このまま全部勝てれば、最終的には三つどもえもあり得る。僕たちがやるべきことは、しっかり試合に勝っていくこと」と見据えた。

次戦は7日午後2時(8日午前7時)からポーランドと対戦する。

スキップ山口剛史(41)は「1試合目から2試合目にかけてしっかり反省点を修正できたのが良かったが、まだ反省点がある。明日の試合で少しでも改善できれば、少しずつリズムに乗っていくはず」と意気込んだ。

◆男子SC軽井沢クラブの日程 ※日本の世界ランクは10位

7日午前2時 2●5米国(6位)

7日午後0時 7○5オランダ(13位)

8日午前7時 ポーランド(33位)

9日午前2時 韓国(12位)

9日午後0時 フィリピン(38位)

10日午前7時 ニュージーランド(19位)

11日午前2時 中国(9位)

11日午後0時 PO(1):予選1位×2位

12日午前8時 PO(2):(1)敗者×予選3位