チャンピオンズカップ・G1(12月7日、中京競馬場・ダート1800メートル)は、坂井瑠星騎手が騎乗した3番人気のダブル…
チャンピオンズカップ・G1(12月7日、中京競馬場・ダート1800メートル)は、坂井瑠星騎手が騎乗した3番人気のダブルハートボンド(牝4歳、栗東・大久保龍志厩舎、父キズナ)がG1初制覇を飾った。この結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げた元騎手の安藤勝己氏(アンカツ)が7日のレース直後に自身のX(旧ツイッター)で更新した。
史上2頭目の牝馬Ⅴを成し遂げたダブルハートボンドについて安藤氏は「行く気になってもうたシックスペンスに釣られずリュウセイが冷静に立ち回った。馬も落ち着いて応じるセンスがあるし、陣営すら驚くレベルで成長しとるんやないか」と見解を示した。際どい勝負で3年連続2着に敗れたウィルソンテソーロには「三度の負けて強し。経済コースで馬群をぬって人馬一体でファイト」と指摘。3着に好走したラムジェットに関しては「中京合うね」とコース適性を強調した。
断然の1番人気に支持されたナルカミはまさかの13着に敗退。「唯一の懸念やった中京コースが合わんのか。入場からテンション高くて行きっぷりが全然悪かった」とレース前の状況を振り返りつつ、「スタート後に躓くシーンもあったけど、メンタルの悪さからきとるように感じた。あれがなくても今日は厳しかったと思う」と指摘した。また、引退レースとなった4着のメイショウハリオには「一瞬突き抜けるかの脚色。力を出し切った引退レース」とたたえた。