◆ラグビー 関東大学対抗戦 明大25―19早大(7日、国立競技場) 伝統の早明戦による優勝決定戦は、2位・明大が1位・早…
◆ラグビー 関東大学対抗戦 明大25―19早大(7日、国立競技場)
伝統の早明戦による優勝決定戦は、2位・明大が1位・早大を25―19で破り逆転V。2020年以来、5季ぶりの優勝を果たした。早大は、対抗戦2連覇はならなかった。
この試合、最も印象に残った選手に選ばれたのは早大FBの矢﨑由高(3年)。前半18分には、敵陣左サイド22メートルライン内のラインアウトを起点とし、ボールを持った矢﨑がステップで相手をかわして先制トライを挙げた。昨年から日本代表としてプレーし、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)のもと先発FBに定着したチームのエースが、得意のランで国立を沸かせた。
試合は明大の逆転勝利。矢﨑は、場内インタビューで「後半から追いかける展開になって、22メートル内に入ってから得点取り切れずに点差が開いてしまって、こういう形になった」とコメント。そして「でも今年は(主将の野中)健吾さんもそうですが、大田尾(竜彦監督)さんを胴上げするために、僕を日本代表に送り出してくれたことを正しかったと証明するために、優勝たいと思います」と決意表明した。
昨季は対抗戦を全勝で制したが、全国大学選手権準優勝。決勝で帝京大に15―33で敗れた。対抗戦期間中のこの秋も、日本代表の欧州遠征に参加していた矢﨑。指揮官の理解に応えるためにも活躍を誓った。