<J1昇格プレーオフ:徳島1-1磐田>◇7日◇準決勝◇鳴門大塚徳島ヴォルティスがJ1復帰まであと1勝に迫った。J2で4位…

<J1昇格プレーオフ:徳島1-1磐田>◇7日◇準決勝◇鳴門大塚

徳島ヴォルティスがJ1復帰まであと1勝に迫った。J2で4位の徳島は昇格プレーオフ(PO)準決勝で同5位のジュビロ磐田と対戦。0-1の後半37分にFWトニー・アンデルソンのヘディング弾で追い付いた。引き分けの場合は年間順位の上位クラブ勝ち上がる規定により、徳島がPO決勝に駒を進めた。

試合は序盤からホームの徳島が優勢に進めた。セカンドボールを拾い続けてアンデルソンのテクニック、シャドーのルーカス・バルセロス、渡大生の推進力を生かし、惜しい形を作った。

それでも前半9分の狙いすましたミドルはわずかに左に外れるなど最後の精度を欠いた。

一方の磐田は同22分にDF江崎巧朗が負傷交代するアクシデントがあったが、その2分後に徳島の一瞬の隙を突いて先制に成功する。ゴール前でワンタッチパスを受けたFW佐藤凌我がDFをかわして右足でフィニッシュ。少ないチャンスを生かして大きな1点を決めた。

同42分には徳島が流れるような崩しからバルセロスが決定的なシュートを放ったが、これを磐田の元日本代表GK川島永嗣がセーブ。磐田がリードして前半を終えた。

後半は徳島が攻勢を強める展開。選手を入れ替えて多くのチャンスを作った末に、同点弾が生まれた。

5シーズンぶりJ1へあと1勝。徳島は13日のPO決勝でジェフユナイテッド千葉との大一番を戦う。