◆ラグビー 関東大学対抗戦 明大25―19早大(7日、国立競技場) 伝統の早明戦による優勝決定戦は、2位の明大が1位の早…

◆ラグビー 関東大学対抗戦 明大25―19早大(7日、国立競技場)

 伝統の早明戦による優勝決定戦は、2位の明大が1位の早大を25―19で破り、逆転優勝。2020年以来、5季ぶりの栄冠に輝いた。 

 先制は早大。前半18分、敵陣左サイド22メートル内のラインアウトを起点に、右へ展開して矢﨑由高(3年)へ。日本代表FBがステップで守りをかわし、先制トライを挙げた。互いにPGを決めて早大の10―3となった同31分、明大は相手トライライン際の攻防を制してフランカー最上太尊(4年)がトライ。キックも決まり10―10に追いつき前半を折り返した。

 後半は5分、早大は自陣からSO服部亮太(2年)が蹴ろうしたところに明大がチャージ。弾いたボールをCTB東海隼(4年)が拾いトライ、15―10と逆転に成功する。明大は17分、CTB平翔太(4年)がPGを沈めて8点リード。早大は22分、26分とCTB野中健吾(4年)がPGを決めて16―18と迫る。

 国立の3万9084人が沸いたのは後半31分。明大が敵陣左サイド深くのラインアウトからモールを押し込み、最後はフランカー最上がねじ込んでこの日2トライ目。キックも決まり、25―16と突き放す。スクラムで優位に立つ早大は敵陣で反則を奪い、5分を残してPGで19―25に。後半42分、早大は明大トライエリアまであと1メートルに迫りながら得点はならず。明大が守り切って5季ぶりに対抗戦を制した。

 明大は今季、初戦で筑波大に24―28のまさかの黒星スタート。それでも白星を積み重ね、11月16日には、学生王者の帝京大を21―17で破った。100回目の記念となった昨季は早大が27―24で勝利。紫紺のジャージーが雪辱を果たした。