◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 最終日(7日、東京…
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 最終日(7日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)
首位で出たツアー1勝の小木曽喬(フロンティアの介護)が、メジャー初優勝を手にした。1イーグル、4バーディー1ボギーでスコアを5つ伸ばして、通算13アンダーで首位をキープして、自身初の国内勝利を果たした。
優勝後のインタビューで「こんなビッグなタイトルを取れると思っていなかったので、本当にうれしい」と笑顔で話した。3日目を終えて3人が首位で並ぶ混戦だった。「絶対みんな伸ばしてくると思ってプレーしていたので、その中で途中イーグルもあってうまくスコアを伸ばせた。苦しい時間もあったが、そこをしっかり耐え抜けたことが、こういう優勝につながったと思う。韓国で初優勝をさせてもらって、本当に日本で勝ちたいと思いながら、ずっと今年プレーしていたので、それが最後のJTカップという大きいところで勝てたことは、本当に頑張ってきたご褒美かなと思う」と感慨深げに振り返った。
父子家庭で育ち、父・一(はじめ)さんと二人三脚で歩んだ。名古屋市の実家に帰れば、練習時のスイング動画撮影など温かいサポートを受ける。昨年6月、韓国での初優勝は父の日のプレゼントになり、父に日本から電話で祝福された。父は今大会を6日から現地で観戦。「日本で勝ちたい気持ちはもちろんある。今度こそ父に優勝を届けたい」と恩返しの優勝への思いを口にしていた。
今季はトップ5が4回。11月のACN選手権は2位。
賞金王にはプロ6年目の金子駆大(こうた、NTPホールディングス)が初めて輝いた。23歳94日での戴冠は、09年の石川遼(18歳)、13年の松山英樹(21歳)に次ぐ年少3位の記録となった。