海外から戻ってきた若手騎手の勝利にSNSでは期待の声が高まっている。7日に行われた中京7R・3歳上1勝クラス(ダート1…

 海外から戻ってきた若手騎手の勝利にSNSでは期待の声が高まっている。7日に行われた中京7R・3歳上1勝クラス(ダート1200メートル)は、5番人気のラーナローザ(牝3歳、美浦・畠山吉宏厩舎、父ドレフォン)が3馬身半差で快勝。鞍上の大久保友雅騎手にとっては、2022年8月20日(札幌)以来となる約3年3か月ぶりのJRA勝利となった。

 大久保騎手は52キロの軽量を生かして好スタートから先団に取り付くと3番手を追走。直線に向くと手綱を持ったまま3頭が横一線となった先頭に並びかけた。残り200メートルからスパートすると、競っていた2頭を一気に突き放し、後続に楽々と3馬身半差をつける圧勝を飾った。 

 2022年にデビューした22歳の同騎手は初年度がJRAで3勝。2年目は勝ち星を挙げることなく、将来に不安を抱えていた大久保騎手は環境を変える決断に踏み切った。JRAの騎手免許を保持したまま24年からニュージーランドで騎乗。当初は騎乗依頼もほとんどなかったが、徐々に結果を出し始めると今年7月5日のテラパ競馬場では3勝を挙げるなど現地の評価も急上昇。9月からヤングジョッキーシリーズ出場などで帰国していた。

 今回の勝利にSNSでは「馬群捌きや進路取り等の騎乗技術は若手ではトップクラスだと思う」「今後も人馬ともに無事に頑張れ」「久しぶりのJRA勝利」「もっとやれる騎手だよなぁ」「若いアンちゃんは楽しみが増えるw」「ようやく帰国後初勝利で今年の初勝利」「約3年ぶりの勝利 おめでとうございます」などの反応が寄せられている。