<陸上:福岡国際マラソン>◇7日◇福岡市・平和台陸上競技場・大濠公園~福岡市西南部周回~香椎折り返し(42・195キロ)…
<陸上:福岡国際マラソン>◇7日◇福岡市・平和台陸上競技場・大濠公園~福岡市西南部周回~香椎折り返し(42・195キロ)
前回2位の西山雄介(31=トヨタ自動車)が、雪辱のチャンスを逃した。
昨年は約32キロ地点からギアを上げた吉田祐也(GMO)に振り切られて首位と1分38秒差の2位に。前回のリベンジを誓って挑んだ大会で冷静な走りを披露したが、最後のスパート合戦で敗れた。
好記録が期待される、高低差の少ないコース。前半は、第1集団は1キロ3分ペースを刻んで進んだが、19キロからの1キロは3分10秒。中間点を1時間3分36秒とやや遅れ、第1集団には、日本人では大石巧(29=スズキ)のみが残った。
それでも、23・5キロ地点で西山雄介(31=トヨタ自動車)が先頭集団に合流。
終盤に繰り広げられた、細谷恭平(黒崎播磨)、バイエリン・イエグゾー(エチオピア)とのデッドヒートでも冷静なレース運びを展開。執念は見せた。
今大会は、来秋に愛知・パロマ瑞穂スタジアムで開催されるアジア大会の選考対象レースで、加えて、日本人6位以内、2時間9分00秒以内の記録を出せば、28年ロサンゼルス五輪のマラソン代表選考会となる、27年秋開催のMGC出場権を獲得できる大会。熾烈(しれつ)な争いとなった。