12月7日の阪神5R・2歳新馬は単勝2番人気のアンソニー(牡、栗東・武幸四郎厩舎、父コントレイル)がゴール前で差し切り…
12月7日の阪神5R・2歳新馬は単勝2番人気のアンソニー(牡、栗東・武幸四郎厩舎、父コントレイル)がゴール前で差し切り新馬勝ちを挙げた。今年の7月14日から渡米し、現在現地27勝のミルコ・デムーロ騎手=栗東・フリー=は6月15日以来の勝利となった。勝ち時計は1分36秒2(良)。
道中は後方を追走し、4角13番手で直線を迎えた。前に壁はなく、後は末脚を伸ばすだけだった。馬場の真ん中で追い出しを開始した。他馬を次々と抜き去ると、最後に最内で逃げ粘っていたメイショウノヴァス(牡、栗東・大橋勇樹厩舎、父ノーブルミッション)を頭差で捉え切った。久々となるJRAでの勝利を「よかった!中辻オーナーのおかげ!」と16年高松宮記念勝ち馬ビッグアーサーの馬主、中辻明氏と抱き合って喜んだ。
春にゲート試験に合格した同馬。再入厩後は2か月間しっかりと乗り込まれた。ようやく迎えたデビュー戦で白星発進。鞍上は「強いね。すごい瞬発力。(3日に)調教乗ったときも背中良かった。まだ若いけど能力あるね」とたたえた。