<柔道:グランドスラム東京大会>◇7日◇2日目◇男女7階級◇東京体育館女子78キロ超級の素根輝(25=パーク24)が、初…

<柔道:グランドスラム東京大会>◇7日◇2日目◇男女7階級◇東京体育館

女子78キロ超級の素根輝(25=パーク24)が、初戦敗退に終わった。

1回戦の相手は2024年パリ五輪(オリンピック)銅メダルのディッコ(フランス)。3分2秒に横車で技ありを許し、残り32秒には消極的な姿勢で2つ目の指導が入った。劣勢を強いられた。厳しい組み合わせだと分かっていたが、素根は「技を受けきれなかった」と同じ言葉を繰り返し、反省を口にした。

昨年9月に古傷の左膝手術を受け、今年11月の講道館杯全日本体重別選手権で復帰。21年東京五輪覇者の力を発揮し、初の頂点まで上り詰めた。

しかし、昨年のパリ以来となった国際大会復帰戦はほろ苦かった。「完全に痛みが取れるまではもうちょっとかかる。まずはしっかり膝を曲げきるところからしっかりできるように」と話すように、手術した左膝はまだ回復途中と明かす。

国内で復活ののろしを上げた1年も振り返った。「復帰に向けて日々の練習やトレーニングを積み重ねて、やっと試合に復帰できて、今大会も勝ちたかった。だけど、まだまだ自分が弱かったと思う。自分の目標を明確にしてやっていかなければならない」。再出発を誓った。【泉光太郎】