バルセロナのフリック監督(60)がベティス戦でトップ下に起用したスペイン代表FWヤマルについて、「練習でやったことはなか…
バルセロナのフリック監督(60)がベティス戦でトップ下に起用したスペイン代表FWヤマルについて、「練習でやったことはなかった」とぶっつけ本番であったことを明かした。
バルセロナは6日にアウェーで行われたスペインリーグ第15節でベティスと対戦した。開始6分に先制点を奪われる苦しい展開となるも、持ち味の攻撃力を生かしてすぐさま反撃開始。前半のうちにフェラン・トーレスがハットトリックを完成させ、バルドグジもゴールを決め、4-1でハーフタイムを迎えた。さらに後半に入り、ヤマルがPKを決めて4点差。終盤に2点返されるも5-3で勝利し、リーグ戦6連勝を達成。勝ち点を40に伸ばし、首位の座をキープした。
試合後にフリック監督が語ったもようをスペイン紙マルカが伝えている。まずベティス戦について、「前半はとても良かったと思うが、後半は疲労が蓄積した。守備面では終盤にゲームをコントロールすることができなかった。ポジティブな評価をしたいと思っているが、この後分析をしていく。重要なのは勝利したことだ。私はチームにとても満足している」と喜びをあらわにした。
トップ下に起用したヤマルについては「守備面も含めて良かったと思う。それは我々のオプションのひとつだが、練習でやったことはなかった」と説明。そして、「ラミンと話し、10番のポジション(トップ下)でプレーしたいか尋ねたところ、『はい』という返事が返ってきたのでうれしかったよ。選択肢が増えるのは良いことだ。彼のプレーは全て気に入っている。連係は素晴らしく、後ろに下がり守備もしっかりやっていた。成長し、向上している。ファンタスティックな選手だよ」と大絶賛した。
ハットトリックの大活躍を見せたフェラン・トーレスについては「彼は非常にインテリジェンスな選手だ。スペースを読む力に優れており、今日は見事なプレーを披露した。彼はスタメンに値する」と言及していた。(高橋智行通信員)