12月6日、リーズ戦直後にリバプールのエース、エジプト代表FWのモハメド・サラー(32)が報道陣の前に現れ、自らの口か…
12月6日、リーズ戦直後にリバプールのエース、エジプト代表FWのモハメド・サラー(32)が報道陣の前に現れ、自らの口からクラブに対する不満を公然と表明した。
サラーが初めて記者との囲み取材に応じ、開口一番「なんて言っていいのか。本当に信じられないという気持ちだ」と語り出した。
信じられないというのは「90分間ベンチに座っていたこと」だという。昨季29ゴール18アシストを記録してプレミアリーグの最優秀選手賞に輝き、文字通りリバプール20回目のリーグ優勝の立役者となった。ところが優勝の美酒に酔ってわずか半年でサラーは「クラブが私を犠牲にしたようだ」と語る事態になっている。
さらに「誰かが私を追い出したいと思っている」とも発言。スロット監督とは「常にいい関係だったが、突如として人間関係がなくなった」と話し、二人の間が冷め切っていることを示唆した。
リバプールは今季リーグ戦5連勝で開幕ダッシュに成功。2連覇が確実視されたが、突如として不振に陥り、連敗を重ねて現在では7勝2分6敗の勝ち点23で8位に甘んじている。
サラーはその不振の原因を「自分一人に押し付けられている」とも言った。そしてこのリーズ戦で3試合連続ベンチスタート。しかもこの試合では90分間ベンチに座り続け、出番がなかった。
もうリバプール最後の試合をプレーしてしまったかとの問いには「サッカーの世界では何が起こるか分からない。ただ自分はこのクラブのために多大な貢献をしてきた。だからこの状況は容認できない」と語るにとどまったが、今回の爆弾発言が早期の退団につながる可能性が高まっている。
モハメド・サラー「なんて言っていいのか分からない。信じられないという気持ちだ。本当に残念だ。90分間ベンチに座ったという思い出がない。それが本当に信じられない。多分初めてのことだと思う。このクラブのために全てを捧げてきた。長年に渡ってこのクラブのために多くのことを成し遂げた。特に昨シーズンは貢献した。それからわずか半年でベンチ・スタート。そして今日は出番なし。誰かがチームの不振を私に押し付けたいようだ。常にいい関係と言ってきたが、突如として監督との人間関係がなくなった。どうしてだかは分からない。誰かが僕を追い出したいと思っている。このクラブを心から愛しているが、この扱いは容認できない」