◆明治安田J1リーグ ▽最終節 柏1―0町田(6日・三協F柏)  柏はホームで町田に1―0で勝利した。首位の鹿島が同時刻…

◆明治安田J1リーグ ▽最終節 柏1―0町田(6日・三協F柏)

  柏はホームで町田に1―0で勝利した。首位の鹿島が同時刻の横浜FM戦で勝利し、勝ち点1差で届かず。2011年以来14年ぶりの優勝はならなかった。

 願いは届かなかった。試合終了の笛が鳴った瞬間は柏のサポーターから歓声が上がったが、徐々に声援がしぼんだ。オウンゴールで奪った点を必死に守り抜いたが、鹿島も勝ち、勝ち点1差で逆転優勝の夢は散った。エースFW細谷は「自分が決めていたら勝てた試合もあった」と唇をかんだ。

 終盤は6連勝を記録し、最後まで鹿島に食らいついた。攻撃的で主体的なサッカーを体現し、リーグ1位のボール保持率を維持し続けた。ロドリゲス監督(51)も「クラブ、そして日本サッカー界に新しい時代を築くスタートが切れたと確信している」と試合後のセレモニーで伝えた。芽は出た。来季以降に花を咲かせるだけだ。(浅岡 諒祐)