◆りそなB2リーグ第11節 横浜EX73―68静岡(6日・静岡市中央体育館) 西地区最下位のベルテックス静岡がホームで今…
◆りそなB2リーグ第11節 横浜EX73―68静岡(6日・静岡市中央体育館)
西地区最下位のベルテックス静岡がホームで今季B3から昇格した横浜EXとの第1戦を68―73で落とし、今季2度目の7連敗となった。リーグ戦全60試合のうち1/3となる20戦が終了し、ここまでわずか3勝。借金は14にふくれあがった。
若手の活躍も勝利に結びつかなかった。2年目PG鍋田隆征(24)が、3点シュートを4発決めるなど自身最多16得点をマークしたが、あと一歩届かなかった。「シュートが武器なので積極的に狙っていこうと思った。ただ、大事なところでターンオーバーもあったので修正していきたい」と反省した。
思い通りの展開だった。戦前「ロースコアの試合にしたい」という森高大ヘッドコーチ(36)の言葉通り、70点前後の接戦には持ち込んだ。11点ビハインドから一度は7点リードまで逆転した。ただ、終盤に突き放された。
エース不在が響いている。最終Qで横浜EXは得点源のトレイ・ボイドが2本の3点シュートをねじ込むなど両チーム最多32点をマークしたが、ベルテは3Pシュートを8本打って1本も決まらなかった。勝負どころで頼れる選手がいないのが現状だ。指揮官も「決めきる力がない。このゲームではその差が出てしまった」とポツリ。トンネルの出口はなかなか見えてこない。(塩沢 武士)