◆ 第26回しずおか市町対抗駅伝大会 (6日・県庁本館前~草薙総合運動場陸上競技場、12区間42・195キロ) 市の部は…
◆ 第26回しずおか市町対抗駅伝大会 (6日・県庁本館前~草薙総合運動場陸上競技場、12区間42・195キロ)
市の部は浜松市北部が2時間10分33秒で連覇を達成した。2区で首位に立つと、あとは独走。区間賞3人を含め、25チーム中全12区間で区間8位以内と安定した走りで、2位の浜松市南部に1分58秒の大差をつけた。町の部は清水町が2時間17分31秒で2年連続5回目の優勝を果たした。
太田姉妹が、浜松市北部の連覇を引き寄せた。1区で妹・美香(浜松市立高1年)が区間2位の走りで流れを呼び込むと、1位でたすきを受けた4区の姉・里菜(浜松工高3年)が区間賞の走りで2位との差を一気に広げた。
ラストランで最高の結果を残した。卒業後は看護の専門学校に通う予定の里菜が好走。「陸上人生最後だったので楽しく走ろうと思った。スピードに乗れた」。富士市など後半に強い選手を並べたチームも多く「少しでも後ろに貯金をつくりたかった」と、満足げな表情を見せた。
今月21日の全国高校駅伝に出場する妹も役目を果たした。細江中3年の昨年は1区で1位と42秒差の区間5位だったが、今年は昨年の記録を31秒上回り、1位と9秒差でつないだ。「しっかり走れて良かった」と、納得の笑顔。姉の奮走には「頑張っている姿は、ずっと見ていた。すごくいい走りだった」と、“共演V”を喜んでいた。
〇…町の部では清水町が連覇を達成。中学生男子の7区(3・564キロ)で関響佑(町立清水中3年)が、従来の記録を1秒縮める10分26秒の区間新で貢献した。今夏の全日本中学選手権3000メートルで3位に入った実力者。「序盤が思ったよりスピードが上がらず、力んだ。もっといけた」と、ちょっぴり悔やんだ。1か月前にインフルエンザにかかり、「状態はいい時の70%。でも、町のために優勝できて良かった」と、目を細めた。