◆りそなB1リーグ第12節(6日) 北海道80―77SR渋谷(東京・青山学院記念館) B1東地区3位のレバンガ北海道がチ…
◆りそなB1リーグ第12節(6日) 北海道80―77SR渋谷(東京・青山学院記念館)
B1東地区3位のレバンガ北海道がチーム史上初の8連勝。同6位だったSR渋谷を80―77で下し、2016年のBリーグ発足以降の連勝記録を更新した。SG富永啓生(24)が3点シュートを3本決めるなどチーム最多20得点を記録。大きな武器であるオフェンス力で競り勝った。
東京に来てもレバンガの快進撃は止まらなかった。第4クオーター(Q)残り32秒で1点差に詰め寄られたが、センターのジャリル・オカフォー(29)がフリースローで2点追加し、試合終了。8連勝にトーステン・ロイブルヘッドコーチ(53)は「運もある」。実力以外の力の存在を認めた上で「ハードワークすれば運が向く。タレントが限られている中で、運が自分たちに向いているのではないか」と選手たちの努力をたたえた。
富永のシュートの精度は試合が進むにつれて上がった。第3Qにはフリースローのミスに冷笑を浴びせた渋谷のブースターを沈黙させる3点シュート。「前半リズムに乗れない中で仲間がつないでくれた。接戦になったが、(皆)自信を持ってプレーできている。負ける感じは誰一人持っていない」と振り返った。
現在のチームの戦力や資金は必ずしも潤沢ではないと考えるロイブルHCは「バスケは金やタレントで勝てるものではない。それを(私たちは)証明している」と胸を張った。順位は3位のままだが、勝ち数(15)は1位の宇都宮、2位・千葉Jに並んだ。これからの戦いに向けては「空白の本にペンで何を書いていくかは自分たち次第」。このまま勝利の2文字を書き加え続ける。(甲斐 毅彦)