<フィギュアスケート:グランプリ(GP)ファイナル>◇6日◇愛知・IGアリーナ◇女子フリー10年バンクーバー五輪銀メダル…

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)ファイナル>◇6日◇愛知・IGアリーナ◇女子フリー

10年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央さんが、会場に現地観戦に訪れた。会場で紹介されて、笑みを浮かべる場面があった。

初出場ながら銀メダルを獲得した中井亜美(17=TOKIOインカラミ)は、浅田さんに憧れて競技を始めた1人。演技冒頭で浅田さんの代名詞だった大技トリプルアクセル(3回転半)を成功させ、ショートプログラム(SP)3位から1つ順位を上げる流れを呼び込んだ。「すごく驚いた。すごく緊張感もあったが、良い演技をしたい思いもあり、着氷させたかった。楽しみな感じで試合ができた」と声をはずませた。

優勝はアリサ・リュウ(米国)で合計222・49点。中井が日本勢最上位に入り、3位に坂本花織(シスメックス)が合計218・80点で続いた。SP首位だった千葉百音(木下グループ)はジャンプで2つの転倒があり、合計210・22点で5位。渡辺倫果(三和建装/法大)は合計207・14点で6位だった。

今大会で日本勢上位2人に入った中井と坂本は、来年2月のミラノ・コルティナ五輪の代表入りへ前進。出場3枠は、最終選考会の全日本選手権(12月19~21日)を経て決まる。