<明治安田J1:浦和4-0川崎>◇6日◇第38節◇埼玉浦和レッズが快勝で最終節を飾り、川崎Fと入れ替わり、7位でフィニッ…
<明治安田J1:浦和4-0川崎>◇6日◇第38節◇埼玉
浦和レッズが快勝で最終節を飾り、川崎Fと入れ替わり、7位でフィニッシュした。J1通算500勝を達成。鹿島(616勝)、横浜(554勝)に次いで3クラブ目となるメモリアル勝利だった。
前半44分にダイレクトパスをつなぎ、最後はMFサミュエル・グスタフソン(30)が角度のないところから決めて先制。後半9分には右サイドから切れ込んだMF中島翔哉(31)からのクロスに、FWチアゴ・サンタナ(32)が頭で合わせ追加点。同13分には渡辺凌磨(29)のCKに、ルーキーのDF根本健太(22)が、頭で合わせJ1初ゴール。最後はFWイサーク・キーセ・テリン(33)がダメ押し点を挙げた。
マチェイ・スコルジャ監督(53)は「いい試合でした。ここまではなかなか球際で勝って、セカンドボールを回収することが多くはなかったと思いますが、今日はそれができたことで、数多くのチャンスを作ることができた」と満足げ。「プレススピードも速く、テンポもよく、背後に抜ける動きも多かった。ハイプレスもうまくいっていた。90分間を通じてほぼゲームコントロールできていた」と、最後の最後に納得のいく試合となった。
試合後にはFWチアゴ・サンタナとDFマリウス・ホイブラーテン(30)の退団セレモニーも行われた。スコルジャ監督は「浦和での最後の試合で2人は素晴らしかった」と賛辞を贈った。客席は4万7878人で埋まった。「開始からサポーターがいい雰囲気をつくってくれて、我々も(悪い)イメージを払拭する終わり方ができてよかった」とサポーターにも感謝し、笑顔で会見を終えた。【野上伸悟】