<フィギュアスケート:グランプリ(GP)ファイナル>◇6日◇愛知・IGアリーナ◇女子フリースケーティング(FS)女子はシ…

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)ファイナル>◇6日◇愛知・IGアリーナ◇女子フリースケーティング(FS)

女子はシニア1季目でショートプログラム(SP)3位の中井亜美(17=TOKIOインカラミ)が、初出場で銀メダルを獲得した。冒頭で大技トリプルアクセル(3回転半)を決め、フリー146・98点の合計220・89点。世界女王であり、222・49点で初優勝したアリサ・リュウ(米国)に迫った。3枠あるミラノ・コルティナ五輪代表選考において、2枠目以降の1項目となる今大会日本勢上位2人には坂本花織が218・80点の3位。SP首位だった千葉百音は210・22点の5位、渡辺倫果は207・14点で6位。

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SP首位の千葉はフリーで失速して5位となり「今季一番の屈辱」と肩を落とした。序盤に3回転ループ、3回転サルコーと連続で転倒。11月に記録したフリー自己ベストの144・94点を11・99点下回る得点に「今まで感じたことがないくらい力が入らなかった」。五輪を目指す20歳は「自分を裏切るかたちになって残念」と悔やみつつ、代表選考が懸かる全日本へ「死に物狂いで」と誓った。