◇フィギュアスケート グランプリ(GP)ファイナル 最終日(6日、名古屋・IGアリーナ) 女子フリーが行われ、日本勢はシ…
◇フィギュアスケート グランプリ(GP)ファイナル 最終日(6日、名古屋・IGアリーナ)
女子フリーが行われ、日本勢はショートプログラム(SP)3位の中井亜美(TOKIOインカラミ)が146・98点、合計220・89点で2位。同1位から出た千葉百音(木下グループ)が132・95点、合計210・22点で5位に終わった。合計222・49点のアリサ・リュウ(米国)が優勝。
逃げ切りを狙った千葉はフリー最下位に終わり、5位でフィニッシュした。冒頭のフリップ―トウループの連続3回転ジャンプを成功させたが、続く3回転ルッツ、3回転サルコーでともに転倒。前日に満開だった笑顔が消えた。「今後の戒めにして、二度とこんな過ちを犯さないように。今日の自分の罪を償いたい」と目を伏せながら自らに厳しい言葉を発した。
6分間練習ではジャンプの感覚は良かったと振り返る。「練習してきたことを出せなかった。今シーズン一番の屈辱を感じている。頑張ってきた自分を裏切る形に終わってしまったことは、すごく残念というか、悲しいというか」と状態が良かっただけに、この結果には悔しさが残った。
2週後にはミラノ・コルティナ五輪選考会を兼ねる全日本選手権を控える。「まずはしっかり反省して、自覚して、そこから全日本に向けて死にものぐるいで練習していければ」。初の代表入りへ鍛練を重ねる。