J3アスルクラロ沼津が、JFL2位レイラック滋賀との入れ替え戦に臨む。Jリーグ生き残りを懸けた戦いは、7日に敵地で第1戦…
J3アスルクラロ沼津が、JFL2位レイラック滋賀との入れ替え戦に臨む。Jリーグ生き残りを懸けた戦いは、7日に敵地で第1戦。14日に本拠地で第2戦を迎える。
鈴木秀人監督(51)は現役時代の08年、J1磐田の一員としてJ2仙台との入れ替え戦に出場。1勝1分けで残留を決めた。「当時30歳を過ぎていたけど緊張もしたし、仙台がのびのび思い切ってやってきた印象が残っている」。今回も同様に、下のカテゴリーの挑戦を受ける構図。自身の経験を選手にも伝え「重圧に負けたら試合にも負ける。だからこそ開き直ってやるしかない」と見据えた。
先月29日の最終節・讃岐戦に0-1で敗れ、3連敗でリーグ戦を終えた。同監督は「チャンスがある時にパスを(前線に)出せていなかったり、ここ数試合は『らしくない』感じだった。自信を取り戻させたい」。3日の公開練習では、前への意識を再確認するメニューに時間を割いた。
泣いても笑っても、ラスト2試合。指揮官は「難しい試合になる。隙を見せずに0に抑えながら、いかにボールを保持してチャンスを作りだすかが重要」と表情を引き締めた。クラブの命運を背負い、タクトを振る。【前田和哉】