<ザ・ラストゲーム:EAST HOPES6-4WEST DREAMS>◇6日◇北九州市民球場プロ野球引退選手のセレモニー…

<ザ・ラストゲーム:EAST HOPES6-4WEST DREAMS>◇6日◇北九州市民球場

プロ野球引退選手のセレモニーを兼ねた特別試合「THE LAST GAME 2025」で、元ソフトバンク外野手の真砂勇介さん(32)が球場を盛り上げた。

試合前のトークショーで、兄貴分の元ソフトバンク松田宣浩氏(42)から「真砂が全打席ホームラン打ってくれるはずです!」と激励を受けた。

現役時代は俊足、強肩を武器に右打ちの柳田を意味する「ミギータ」の愛称で親しまれた。WESTの一員として出場。2回1死、注目の集まる第1打席に入る直前、“予告ホームラン”のパフォーマンスでスタンドを沸かせた。しかしカウント2-2からロッテ、阪神でプレーした高野圭佑さん(33)の143キロ内角直球に空振り三振に倒れた。「何かしないとと思っていたんですけど、ボールが速かったです」と明かした。

2打数無安打1四球の結果に「マッチさんからはランニングホームランを狙えと言われていたんですけど…」と苦笑い。それでも「球場の皆さんに雰囲気をつくっていただいて、野球ができて楽しかったです。家族にも、プレーしている姿が見せられてよかった」と話した。

24年シーズン限りで社会人野球の日立製作所で現役引退。「次の人生の方が長いので」と30歳で区切りをつけた。

現在は福岡で株式会社オーテックの社員として働いている。勝負服はユニホームからスーツに変わったが、あいさつを大切にする姿勢は変わらない。「ずっと野球界で学んできた。会社員としたらまだ1年目なので、1日も早く戦力になれるように頑張ります」。