◇フィギュアスケート グランプリ(GP)ファイナル 最終日(6日、名古屋・IGアリーナ) 男子フリーが行われ、ショートプ…

◇フィギュアスケート グランプリ(GP)ファイナル 最終日(6日、名古屋・IGアリーナ)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位から出た世界王者のイリア・マリニン(米国)が世界初の演技を完遂した。6種7本の4回転を全て決め、自身のフリー歴代最高を更新する238・24点、合計332・29点とした。

 圧巻の演技をみせたマリニンは演技後、日本語で「めっちゃつかれた。めっちゃつかれた」と連呼。歴代最高を更新したフリーの演技には「応援があったからこそ、全部のエレメンツをこなすことができた」「今日は終わったので、さらなる向上を目指してみなさんにいいものを届けるために」「この日本でみなさんの前で演技ができて光栄」とまくしたてた。

 まさに異次元だった。冒頭からフリップ、アクセル、ルッツ、ループの4回転を着氷。後半には4回転ルッツ―オイラー―3回転フリップを降りると、4回転―3回転トウループの連続ジャンプ、最後に4回転サルコー―トリプルアクセルと完璧な演技で、6種7本の4回転を世界で初めて成功させた。